
経緯・課題
アットランド様は会社として⼥性活躍や多様な働き⽅を推進していますが、人材活用や定着において以下のような課題感がありました。
(主な課題)
・これから出産育児を予定している社員、育児中のため短時間勤務をしている社員、家族の介護の可能性がある社員が混在しており、休業の可能性も考えると数年後の戦⼒が安定しない状況にあった。
・過去に育休を取得したもののその後職場復帰をしないケースがあり、現メンバーの離脱を防ぐためにも、従業員エンゲージメントに課題を感じていた。
・⻑く勤めてもらうために「会社が⾃分の活躍の場所=居場所」でありたいという代表の考えがあった。
また事業の特性上、クライアントごとの課題に応じた個別対応が多く、社員⼀⼈ひとりの知⾒・経験が成果や生産性に直結しやすい状況にあり、育成と定着が事業成⻑を左右する重要なテーマとなっていました。
課題を深掘りする中で、「なぜこの会社で働くのか」という共通認識(価値観・存在意義)が⼗分に⾔語化されておらず、組織としての求⼼⼒やエンゲージメントを⾼める仕組みづくりが求められていることが分かりました。
支援内容
多様な価値観を尊重しながら組織としての方向性を共創するため、全社員参加型のビジョン策定ワークショップを実施。会社の「存在意義」「価値観」「未来像」についてグループで意⾒を出し合うワークを⾏いました。
■ワークショップの概要
・社員全員がMVV(「Mission(使命・存在意義)」「Vision(目指す姿)」「Value(価値観・⾏動指針)」)の必要性や意義を理解し、社員同⼠で価値観や⼤切にしていることを共有して相互理解を深めることができるよう、社員全員参加での実施としました。
・当日はワークショップの冒頭で目的とゴールを共有し、社⻑からもメッセージとして伝えていただくことで社員の皆様にも重要性を伝えることができました。
・全員が意⾒を出し対話できるようグループワークを多く取り⼊れ、意⾒を⾔いやすい雰囲気づくりを⾏いました。




支援結果・効果
ワークショップの満⾜度は4.88(5段階評価)と非常に高く、各ワークごとに同じ意⾒が多いものもあれば違う意⾒もあり、何故そう考えるのか理由も話し合うことで、価値観の共通点と違いへの理解が深まりました。
実施後は、社員主体でチーム内での個別面談が開始され、個人の価値観と会社が求める方向性を比較して“働き続けられる職場”をどう作るかを対話の中で模索されています。こうした動きが、多様な働き⽅をする⼥性社員にとっても、自分らしく働き、組織の方向性とも両⽴する基盤となったと考えます。また、業務可視化シートの作成などの主体的⾏動も増加しました。
今後は、本ワークショップを契機に策定するMVV を基にした実践を継続することが、多様な人材の採用、定着、従業員満⾜度の向上による離職防⽌、顧客満⾜度の向上、ならびにブランディング強化につながるため、以降の取り組みが重要となります。


